ポテトチップスは食べる。でも、米国産生鮮ジャガイモの輸入解禁には反対?

ポテトチップスは食べる。でも、米国産生鮮ジャガイモの輸入解禁には反対——。
その立場に、自分はひとつ問いを投げかけたいと思います。
九龍颯大 2026.10.14
誰でも

▸輸入解禁反対派に聞きたい

自分は、「米国産生鮮ジャガイモの輸入解禁」に反対する人に聞きたい。

「あなたは、カルビーのポテトチップスや、マクドナルドのフライドポテトを食べますか?」と。

「私は米国産生鮮ジャガイモの輸入解禁に反対する立場なので、ポテトチップスやフライドポテトの類は、一切口にしません!」
そういう人の意見ならば、真摯に耳を傾けてみよう、とは思う。

しかし、「私は米国産生鮮ジャガイモの輸入解禁に反対する立場ですが、ポテトチップスやフライドポテトも大好きです!」
そういう人の意見ならば、正直、軽蔑する、と思う。

そして、こう付け加える。
「あなたが大好きなポテトチップスやフライドポテトの原材料には、米国産のジャガイモが使われているんですよ。」と。

すると、こんな反論があるでしょう。
「だって、米国産のジャガイモだけど、それは加工されたジャガイモであり、生鮮のジャガイモではない」と。

その反論に対して、自分はこう言い返すつもりです。
「確かに、フライドポテトは加工されたジャガイモですけど、カルビーのジャガイモ調達量の約10%は、米国産の生鮮ジャガイモなんですよ」と。
「ご存知ですか?2006年2月から、ポテトチップス用に限って輸入が解禁されているんですよ。」

さらに、こう付け加える。
「日本では1974年を境に、ジャガイモの加工用需要が伸び続け、国内生産だけでは賄いきれなくなりました。だから日本は、フライドポテトなどの加工品を輸入し続けているんですよ」

詳しい人なら、こう反論してくるはず。
「ポテトチップス用は工場で加工される閉鎖系だから問題ない。」
「しかし、店頭に並ぶ生食用を種いもに転用すると、ジャガイモシロシストセンチュウなどの病害虫が畑を汚染してしまう」と。

これは、もっともな反論です。
事実、2006年の解禁直後に、米国の産地で病害虫が見つかった時は輸入を一時停止しています。

それならば、問うべきことは
「米国産生鮮ジャガイモの輸入の是非」ではなく、ジャガイモシロシストセンチュウなどの「病害虫の侵入を、どうすれば確実に防げるのか?」なのではありませんか?

もしも、「いいや、まずは米国産生鮮ジャガイモの輸入解禁に反対するべきだろ!」と言い返されたら、自分はこう返すことでしょう。

「では、輸入解禁に反対し続けたとして、足りない分のジャガイモはどこから調達してくるのですか?」と。

***

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