■気候科学者の懺悔
「まさか.........あの竜樹諒さんの予言が、いよいよ現実に?」
そんな不安が胸をよぎったが、幸いにも津波による大きな被害は今のところ確認されていないようだ。
胸を撫で下ろしつつも、自然界の警告だと受け止め、昨日の投稿から引き続き「温暖化の真相」を知るために、次に手に取ったのが専門家の書籍。
『気候科学者の告白 地球温暖化説は未検証の仮説』
著者:中村元隆(元・MIT博士、NASA/JAMSTEC研究者)
▼地球温暖化は「CO₂のせい」ではない?
いまや常識となっている「地球温暖化の犯人=CO₂説」。
でもこの本は、その根幹を静かに、しかし鋭く切り崩す。
中村元隆氏は、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得し、NASAや海洋研究開発機構(JAMSTEC)などで約25年間、異常気象や気候変動の第一線に身を置いた本物の専門家だ。
そんな彼が語る「温暖化の真相」は、こうだ。
▼『気候科学者の告白』要約
CO₂の温暖化効果は「危機的」とは程遠い。
産業革命前と比べてCO₂が2倍になると、温暖化効果はせいぜい0.5℃程度。
しかも、濃度が増えるほど効果は鈍化する。
そもそも、1980年以前の「地球の平均気温」は信用できない。
なぜならば、人工衛星観測が始まったのは1980年代。
それ以前は欧米の限られた地点しか観測されていない。
よって「100年間の温暖化データ」は地球全体を代表していない。
▼気候予測モデルは欠陥の集合体
・太陽の変動を一切無視(固定値)
・海流のシミュレーションが不正確
・雲、水蒸気、降水などのプロセスが過度に単純化
科学者の研究現場では、現実とは似ても似つかない仮想地球で未来を予測している。
科学が「信仰」へとすり替わっている。
CO₂が悪だと断定する姿勢は、もはやカルト宗教の盲信に近い。
本来、科学者はどんな説にも懐疑の目を持つべきであり、信じ込んでいる時点で科学者ではないと著者は語る。
▼何のために「CO₂犯人説」は広まったのか?
答えは、利権、政治、支配構造。
・環境税(カーボン・タックス)という合法的な新たな税制度
・エネルギー転換への補助金・規制ビジネス
・温暖化対策産業(研究予算、再エネ設備、排出権ビジネス)
これらすべてが「CO₂悪玉説」に依存して成立している。
温暖化の科学がいつしか温暖化ビジネスにすり替わっているというのが、著者の警告だ。
だからこそ、まずは「CO₂」を妄信的に罰することを止めないと......。
▼『気候科学者の告白 地球温暖化説は未検証の仮説』中村元隆著
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