■なぜ石破総理は辞めないのか?その答えは8月15日にある

参院選で歴史的大敗を喫した石破茂総理。
誰もが当然、辞任と思いきや、本人はケロッと続投宣言。
その理由はただ一つ、8月15日談話という、日本の未来に禍根を残す一手を放つためだ。
九龍颯大 2025.07.25
誰でも

▼ 村山談話の亡霊を背負って

ご記憶だろうか、1995年の村山談話。

日本が公式に植民地支配と侵略を認め、痛切な反省とお詫びを表明した戦後50年の談話だ。

さらに2010年の菅談話、2020年の安倍談話と、歴代総理が戦後節目の年に談話を出してきた。

では、2025年。
戦後80年のこの年に誰が談話を出すのか。

答えは石破茂。
まさに談話のタイミングにしがみついて首相の椅子に座り続けているのだ。

▼ 極左の夢を背負った石破談話?

保守層が懸念しているのは、単なる謝罪文ではない。

・対中・対韓への加害者国家としての全面降伏

・北朝鮮への新たな賠償スキームの布石

・LGBT・多文化共生・反戦平和の全部盛りパッケージ

これが出されれば、歴史教育から外交カード、果ては財政支出にまで長期影響を及ぼす。

極左のレジェンド達、村山+河野+菅談話のフルセットが石破印で出てくる。

これが保守派が恐れる最大の理由だ。

▼ 石破降ろしを仕掛けた麻生、しかし…

石破続投を危惧した麻生太郎元首相は、岸田・菅とともに三者会談を実施。

読売新聞には退陣号外を刷らせる荒技まで使った。

しかし石破は記者会見で辞任の話は出ていないと開き直りの虚偽答弁。

言葉の定義をすり抜けながら居座りを継続している。

「私が辞めるなんて、一言も言ってない」

まるでサラリーマン社長が任期延長を画策しているかのような空気の読まなさだ。

▼ 真の黒幕は岸田の静観

石破降ろしの包囲網が崩れた最大の理由。

それは、かつてバイデン政権のポチメガネ、増税クソメガネと揶揄された岸田文雄の沈黙にある。

岸田は動かない。

なぜなら、石破政権が消耗すればするほど、自分の価値が上がるからだ。

辞めろとも続けろとも言わず、ただ微笑みながら傍観している。

これぞ新時代のキングメーカー。

令和の狸は、もはや動かないことで最大の影響力を発揮するのだ。

▼ 最後の砦は保守派、だが数で劣勢

党内に残された保守派、麻生、高市、甘利、そして地方県連。

彼らが石破談話阻止の最後の砦だが、もはや自民党内でマイノリティ。

右派が参政党などに流れ、自民党本体はなんちゃってリベラルの吹き溜まりと化している。

しかも、両院懇談会の開催が前倒しになったとはいえ、本当に止めるには両院議員総会+都道府県連の過半要求が必要。

時間がない。

8月15日はすぐそこだ。

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