■選挙という合法詐欺システム

参議院選挙がはじまると、街には「改革」「挑戦」「庶民の味方」といった空虚な言葉が並ぶ。
九龍颯大 2025.07.19
誰でも

だが、これはもはや選挙ではない。

演出された詐欺ショーだ。

この国の有権者は、毎回のように公約に希望を託し、裏切られ、そしてまた忘れる。

日本の法律では、公約を守らなくても何の罰もない。

では、詐欺と何が違うのか。

企業広告なら虚偽表示で行政が動く。

スーパーの特売チラシですら、「国産」「無添加」といった表示にチェックが入る。

だが、選挙用の政策パンフレットだけは、堂々と嘘が書ける。

政治家の広報だけが、なぜか免責されている。

言うだけ言って、選挙が終われば「状況が変わった」「現実は厳しい」で済ませる。

それでも有権者は「頑張ってるから」「仕方ない」と、また次の選挙で騙されに行く。

これは習慣的な自己洗脳に等しい。

さらに深刻なのは、政治経験ゼロでも、思いつきでも、知名度があれば誰でも立候補できるという現実だ。

元タレント、芸人、インフルエンサー。

理念も見識も持たない者が、人気、知名度、経歴があれば、それだけで政党の看板を背負う。

これは政治ではない。

政治家の皮をかぶった人気商売にすぎない。

繰り返すが、参議院選挙の本質は政権を選ぶものではない。

暴走する与党に対して、制御装置を取り付けるための選挙だ。

しかし、どの政党がその役割を果たせるのか。

どの候補者が、本気で権力と対峙する意志を持っているのか。

それを見抜けなければ、有権者の一票は、政権の補強に加担するだけだ。

現実を直視すべき時が来ている。

この国の選挙では、実績よりも知名度、信用より演出、誠意よりスローガンが優先されている。

選挙公約よりも、スーパーの特売チラシのほうが、よほど誠実に作られている。

我々日本人は、また空手形を受け取り続けるつもりなのか。

あるいは、そろそろ見抜く側に回るのか!?

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